
1日中パソコンとにらめっこしているから、すごい疲れるなー!頭も痛くなっちゃうよ。
そんなお悩みを解消します!
この記事の内容
- スマホ老眼の特徴
- 眼精疲労を楽にさせる方法
- パソコン作業多い人のためのコンタクト
この記事の信頼性

テレワークやリモート授業が始まった頃から、眼精疲労を訴えるお客様が多くなりました。
驚くのは20代、30代の方が近くを見ていて疲れるという老眼と同じ症状で悩んでいるということです。
今回は少しでも目が楽になるように、眼精疲労を抑える方法をいくつか紹介していきたいと思います。
スマホ老眼って知ってる?

最近20代・30代の若い人たちのあいだでも、老眼のような「近くが見にくい」「目が疲れやすい」などの症状に悩む人が増えています。
スマホ老眼(別名IT眼症)とも呼ばれ、長時間のスマホ操作やパソコン作業をすることで眼精疲労を引き起こし、眼のピント調節がスムーズにできなくなるのです。
スマホ老眼の症状
主に、目が疲れてくる午後~夕方以降にかけて症状が出てきます。
セルフチェック
- 目の奥が痛い
- 目がかすむ
- 目が疲れる
- まぶたが痙攣する
- 目が乾く
- 涙が良く出る
- 視力が落ちた
- 頭痛がする
- 肩こりがひどい
- 吐き気がする
- まぶたが重い
いくつ当てはまりましたか?5つ以上当てはまった人は要注意です!
自律神経との関係
自律神経には交感神経と副交感神経があり、目のピント調節に大きく関係してきます。

交感神経だと目は遠くにピントを合わせ、主に仕事をしたり緊張をするときに優位に働きます。
逆に副交感神経は近くにピントを合わせ、くつろいだり眠るときなどリラックスするときに優位に働きます。
では仕事をするときのパソコン作業はどうでしょう?
仕事をするときは交感神経が働いて遠くにピントを合わせる状態のはずですが、実際はパソコンとの近い距離にピントを合わせる作業になります。
こうした自律神経のアンバランスな状態が長く続くと眼精疲労の原因になります。
毛様体筋の負担
目のピント合わせは毛様体筋が収縮して、水晶体を厚くしたり薄くしたりすることによって起こります。
- 遠く→毛様体筋が力を抜いて水晶体が薄くなる
- 近く→毛様体筋が力を入れて水晶体が厚くなる
長時間のPC作業やスマホ操作では毛様体筋がずっと力を入れている状態になります。
ずっと力を入れていれば当然疲れてきますし筋肉も凝り固まりますので、水晶体を厚くしたり薄くしたりするのが困難になってきます。
これがピントが合いにくくなる原因というわけです。
老眼とスマホ老眼の違い

スマホ老眼は一般的にいう老眼と違って一時的なものなので、睡眠をとったり目を休ませることで戻すことができます。
ですが慢性化してしまうとリセットできず、悪化させてしまうこともあります。
眼精疲労を楽にする5つの方法

- パソコンとの距離は40cm以上開ける
- 1時間作業をしたら10分程度休む
- モニターは明るすぎず暗すぎず調節する
- まぶたを温める
- 両目をパッチリ開けて上下左右に大きく回す
まずはほどよい休息と目の運動をしつつ、パソコンの位置や明るさを見直しましょう!
また、まぶたを40°くらいのタオルやアイマスクで10分ほど温めると、良質な油が目の表面をコーティングして涙をとどまらせてくれますので、疲れ目だけではなくドライアイにもおすすめです!

コンタクトの度数と種類を見直す

眼精疲労を感じるコンタクトユーザーさん、眼科で定期検診をしてコンタクトの見え方も合わせていますか?
視力検査をしてみると、両目とも1.5ずつバッチリ遠くが見えている方が多くいらっしゃいます。
両眼視では2.0まで見えている方も!!
普段生活をしていて遠くを見なくてはいけない場面はどんなときですか?

私は運転をあまりしないから、駅で電光掲示板を見る時くらいですね~
遠くの見え方を見直す
コンタクトをしているので遠くをスッキリ見たいとは思いますが、1日のあいだで遠くを見る時間よりも、近くを見ている時間のほうが圧倒的に長いと思います。
そんなときは遠くの見え方を少し落として、パソコンが無理なく見える距離に合わせるのがおススメです。
2.0見えていた人が、急に1.0まで落としてしまうと遠方視力の満足度がガクンと下がってしまいますので、1~2段階ずつ徐々に落としていくと見え方に慣れやすいです。

毎日運転するし、パソコン作業も多い人はどうしたらいい?
運転などで遠くは落としたくないし、でも近くも疲れやすいという方は
- 遠近両用・疲れ目軽減コンタクトに変える
- 遠方用と近方用でコンタクトを使い分ける
- コンタクトをした状態で上から老眼鏡をかける
こういった選択肢があります。
遠近両用(疲れ目軽減レンズ)に変える
通常のレンズは遠くを見やすくするもので、近くを見るときは自分の調節力を使うようになります。
ですが遠近両用や疲れ目軽減レンズは、近くを見るときに調節力を使ったとしても今までのように100%の力を出さなくてもよくなります。

遠近両用レンズを若い方に勧めて眼精疲労が改善されたこともありますが、今では疲れ目軽減レンズとして遠近両用より抵抗なく使用できるレンズも出てきています!
特にSEEDは他社に比べて力を入れていて種類が豊富です。

1dayピュアうるおいプラスマルチステージは近方作業中心の方。
1dayピュアEDOFは近くも見たいけど遠くも落としたくない方。
下段の2つは疲れ目軽減レンズなので、若い方でもお使いいただけます。
ただ、SEEDのレンズはすべて従来型ハイドロゲル素材になりますので、ドライアイが気になる方や12時間近く装用する方は高酸素透過のシリコーン素材のレンズがおすすめです。
遠近両用のADD(近くを見る加入度数)が低いものを選べば若い方でも自然な見え方で使うことができますよ!
まとめ:まずは眼科で視力検査を!

お仕事や生活スタイルを変えることはなかなか難しいので、こまめに休息をとるなど身近にできることから疲れを楽にしていきましょう!
最後に眼科で視力検査をしたら疲れ目対策はバッチリです。

目が疲れるくらいで眼科に相談しにいっていいの?
もちろんです!疲れ目の相談で来院される方はたくさんいますので我慢せず来てくださいね。
今回お話した遠近両用レンズの1DAYはコチラの記事で詳しくまとめています。
2WEEKはコチラです。
疲れ目を感じたらなるべく早めに切り替えることがお勧めです。理由はコチラで解説しています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!