
最近、老眼なのか近くを見るときにピントが合いにくいんだ。
仕事で書類とパソコン見てると頭痛くなるし本当にツライよ。
そんなお悩みを解消します!
この記事の内容
- 老眼の見え方・症状をチェック
- 近くを見やすくする方法
- 遠近両用コンタクトを使いこなす秘訣
この記事の信頼性

加齢とともに見えにくくなってくるスマホの画面や細かい文字。
見えにくいだけではなく頭痛など体調不良を感じる方も少なくありません。
近くが見えにくくなった時の対策法は4つあります。
- 老眼鏡を使う
- モノビジョンにする
- 遠くの見え方を落とす
- 遠近両用コンタクトにする
何もせずに放置してしまうと、眼精疲労でパフォーマンスが落ちてしまうことになりかねないので、早めに対策していきましょう!
老眼ってどんな見え方?
セルフチェックで確認しましょう

画像出典:クーパービジョン
今はスマホ老眼という言葉もあるくらい、20代・30代のお客様でも近くが見えにくくて疲れると相談されることもありますが、一般的な老眼は平均すると40歳~43歳くらいで感じ始めます。
セルフチェック
- 夕方から特に見えにくくなる
- 368が判別つきにくくなる
- 色のついた文字が読みにくい
- 小さな文字が離さないと見えにくい
- コンタクトを外した方が近くが見える
- 目が疲れて肩こりや頭痛を感じる
- ピントが合うまで時間がかかる
このあたりの症状が出てきたら老眼のサインです。
近視の人は老眼にならないという噂もありますが、そんなことはありません!
白髪やシミと一緒でみなさん平等に老眼になります。
コンタクトやメガネをした状態で、スマホや小さい文字が30cmの距離で見えていますか?

もし、見えるけど離した方が楽だなという場合は、そろそろ準備をしましょう!
眉間にシワが寄っていませんか?

職業柄、電車に乗っているとみなさんのスマホを見る距離にどうしても注目してしまいます。
- 老眼鏡をかけて見ている人
- メガネを頭に乗せて裸眼で見ている人
- 手を伸ばしてみている人
- 30cmの距離だけど無理して見ている人
気になるのは④の無理をしてスマホを見ている方です。
なぜ無理をしているかわかるかというと、ピントを合わせるために眉間にぐーっと力を入れて目を細めて見ているからです。
上の写真の女性、眉間にシワが寄っているので怒っているようなイメージを持ちませんか?
眉間にシワを寄せると自分はピントを合わせようとしただけでも、怒っているような表情になってしまいます。

表情の観点でも、老眼をきちんと矯正することは大事ですね。
近くが見やすくなって疲れも減る
4つの対策方法

近くが見えづらいと感じてきたとき、4つの対策方法があります。
- 老眼鏡をかける
- モノビジョンにする
- 遠くの見え方を落とす
- 遠近両用レンズに切り替える
詳しく解説していきましょう!
老眼鏡をかける
オススメ度★★★★★
老眼鏡は、一つは絶対に持っておいてほしい万能アイテムです!
メガネ屋さんでしっかり合わせて作るのももちろん、ホームセンターなどで買える手頃な老眼鏡でも十分に助けてくれます。
細かい作業に集中するときに使ってみてください。ずっと楽になります。
モノビジョンにする
オススメ度★★
モノビジョンとは、わざと左右の見え方に差をつけた処方になります。
手には利き手がありますが、目にも効き目があることはご存じでしょうか?

私たちは目で感知した光の情報を脳で処理することでモノを見ていますが、両目をあけて見ていても脳には左右どちらかの目の情報を優位に認識するという特徴があります。
アキュビュー
例えば「利き目を1.0に合わせて遠くを見て、非利き目を0.4に合わせて近くを見る」というような合わせ方をします。
これは見え方に慣れるまで時間がかかりますし、疲れやすいのであまりお勧めはできません。

「利き目を1.0・非利き目を0.7」など極端な差をつけない合わせ方は検査でよく行います。
遠くの見え方を落とす
オススメ度★★★
遠くが見える「遠点」と近くが見える「近点」、この遠点から近点までの見える距離を「明視域」と言います。

明視域を手前にずらすことで、遠くは見えにくくなりますが近くが見やすくなります。
今まで遠くが見えすぎていた方や、もう少し遠くの見え方落としてもいいかなという方には有効なやり方です。
両眼視で1.5見えていたところを1.2にするというだけで少し近くが楽になります。
手っ取り早く近くを見やすくするにはこの方法が一番ですが、最大のデメリットは遠くが見えにくくなることです。
夜間も運転をするという方は不満を感じるかもしれません。
遠近両用レンズに切り替える
オススメ度★★★★

最近の使い捨て遠近両用コンタクトはかなり進化をしています。
60代以降になると、遠近両用コンタクトだけではまかなえなくなってしまうこともありますが、40代~50代の方には喜ばれる傾向にあります!
遠近両用コンタクトの仕組み
どういう構造になっているのか気になりますよね!

ハードコンタクトはメガネと一緒の交代視型と言われるもので、目線を変えながら遠くと近くを使い分けます。
遠近両用ハードコンタクトで近くのもの見るときは、頭を下げずに目線だけを下げると近用部分で見ることが出来ます。

一方、ソフトレンズは同時視型といわれ、脳が見たいものを判断して無意識にピントを合わせてくれます。
やや慣れが必要なため、早い時期から使った方が切り替えをスムーズに行うことができますよ。

遠近両用コンタクトは
老眼を感じたらすぐ切り替えを!

なんで遠近両用が合わなかったり見え方が変わらない人がいるの?
基本的に検査では、近くを見るための加入度数が一番低いものから合わせていきます。
例えばエアオプティクスプラスハイドラグライド遠近両用でしたら、一番低い加入度数+1.25からスタートです。

見え方の違和感が多少なりともあるため、いきなり加入度数が高いものからつけてしまうと、脳が見え方の処理に追い付かなくりクラクラしてしまいます。
遠近両用コンタクト処方に慣れていない検査員が、このやり方をしてしまうことがあります…。
では、初めて遠近両用を試すこちらの二人を比べてみましょう。
42歳の初期老眼の方であれば、加入度数+1.25で近くの見え方が十分期待できます。
一方50歳の方は老眼が進行しているので、加入度数+2.00くらいのレンズをつけた方が楽になると思いますが、初めてなので加入度数+1.25からスタートします。
そうすると「あれ?遠近両用ってこんなもん?」と近くの見え方の満足度が低く諦めてしまうことがあります。
つまり、同じレンズ・同じ度数であっても、切り替える年齢によって近くの見え方の満足度が変わってしまうんです。
遅い年齢から遠近両用に切り替えるには?

じゃあ、老眼がかなり進んだらもう遠近両用は使えないってこと?
安心してください!大丈夫です!!
あくまで”最初は”低い加入度数から始めて見え方に慣れるというだけなので、慣れたら次のステップに進むことができます。
個人差があるので、一概にどれくらいの期間で慣れて次に行けるとは言えないのですが、1か月もすれば十分だと思います。
ぜひ粘り強く試してみてくださいね!
まとめ:早めの老眼対策で疲れを軽減

加齢とともに誰もがなる老眼ですが、抗わずにすんなり受け入れて対策をしていったほうがずっと楽になります。
遠近両用コンタクトも新商品がたくさん出ていますから、以前使ってみて合わなかった方や見え方が変わらなかった方も、再度チャレンジしてみてください。

しかしながら60代以降は遠近両用コンタクトだけでは限界が来てしまうかも。
そんなときには、今回ご紹介した老眼対策方法を組み合わせていきます。
ポイント
遠近両用コンタクトを使いながら
- 老眼鏡でもっと近くを楽にする
- 少しモノビジョンで合わせる
- 少し遠くの見え方を落とす
このように改善していくことになります。
老眼鏡はコンタクトをしていても使えますからとても便利ですよ!
実際お客様に評価の高い遠近両用1DAYはコチラです↓
遠近両用2WEEKの記事はコチラです↓
乱視がある方はコチラをご覧ください。
疲れを感じたら是非眼科で相談してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました