
今は乱視用の1DAYを使っているんだけど、少し近くが見えにくくなってきたな。乱視用で遠近両用ってあるの?
そんな疑問を解消します!
この記事の内容
- 乱視がある人の老眼矯正
- メガネと上手に付き合っていく
- 遠近両用メガネのおすすめ
この記事の信頼性

乱視がある人の場合は、老眼対策が少し難しくなってきます。
そして老眼が進むにつれ難易度は増してきます。メガネと上手に付き合いながらコンタクトを使っていきましょう
今回はメガネ屋さんで副店長をされているメガネマンさんとのコラボ記事第2弾で遠近両用のメガネについて教えてくれました!
是非合わせてご覧ください。第1段は不同視について話しています。
乱視と老眼を矯正する方法

- 近くか遠くかどちらかを選ぶ
- コンタクトの上からメガネをかける
- 軽度の乱視であれば遠近両用にする
- ハードレンズで遠近両用を選ぶ
- 2WEEKメニコンプレミオ遠近トーリックにする

私も乱視がありますので、そろそろ訪れる老眼に対してどうやって対応していこうかなと悩み中です。
上記の中でいえば①②③が現実的かな~。
近くか遠くかどちらかを選ぶ
対象
- 乱視を矯正しないとボヤけるのが気になる
- 生活の上で近くか遠くかどちらか諦められる
これは明視域を動かすやり方です。
明視域とは、近くのピントが合うところと、遠くのピントが合うところを結んだ「見える範囲」のことです。
遠くの見え方を弱めることで近くが楽になります。見える範囲を手前にずらしたということですね。

老眼の方が、コンタクトを外した方が近くがよく見えるというのはこのことです。
遠くが見えなくなった分、明視域が手前にずれて近くが見やすくなるのです。

初期老眼のうちはこのやり方が有効ですが、近くをみるために遠くをどんどん落としていくと遠方が見えなくなってしまいます。
コンタクトの上からメガネをかける
対象
- 乱視の人に関わらず全員
- 近くも遠くも見たい人
明視気をずらすやり方では、いずれ限界がきます。
近くか遠くか一方に合わせ、もう一方を見るときはメガネをコンタクトの上からかけると良いでしょう。

軽度の乱視であれば遠近両用にチャレンジ
対象
- 乱視があまり強くない
- 乱視の軸度が180°
- 乱視はあるが近視用でもなんとか見える
上記に当てはまる場合は、乱視を矯正するより遠近両用にした方が楽になる可能性があります。
経験上、❺に書かれている乱視軸が90°に近い方は乱視を矯正したほうが見やすいというお客様が多い印象です。

ハードレンズで遠近両用を選ぶ
対象
- ハードレンズの装用に問題がない人
ハードレンズの特性として乱視を緩和させてくれる働きがあります。(一部、例外もあります)
目とコンタクトの間に涙が入り、これがレンズの役割をするためです。
着け心地さえクリアできれば遠近両用のハードレンズで、遠くも近くも乱視も1枚のレンズでカバーができてしまいます。
ハードレンズ初めての方であれば
- 普通のハードレンズよりやわらかい東レのプレリーナ2
- まぶたに当たる部分が薄いメニコンのフォーシーズンバイフォーカル
この辺りが他のレンズと比べて違和感が多少抑えられるのではないでしょうか。

取り扱いのある施設で是非トライアルしてみてください。久しぶりにつけてみたら、意外と問題ないというお客様もいらっしゃいます!
2WEEKメニコン遠近両用トーリックにする
対象
- 週4以上コンタクトを使用する
現在、乱視用2WEEKを使っている方であれば乗り換えやすいですね。
遠近両用+乱視を矯正できる日本で唯一の使い捨てレンズです。
1DAYでは残念ながらこのようなレンズはありません。

近くの加入度数は+1.00しか製作がないので、老眼が進んでしまうと最終的にはメガネを一緒に併用していくことになると思います。。
このコンタクトは定額制メルスプランの対象レンズになります。
楽天でも購入ができますが値段はあまり変わらないですし、メルスプランにして開封後も度数調整できるようにしておくのもいいと思います。
遠近両用は見え方が変わりやすいですからね!詳細はコチラをご覧ください。
遠近両用のメガネが一番確実な矯正方法

遠近両用メガネは、乱視も近視も老眼も入れられますので万能です。
ただ慣れるまでが少し大変かもしれません。コンタクトと同様、切り替えるなら早めがお勧めです。
ぜひ遠近両用メガネに詳しいメガネマンさんの記事を合わせてごらんください!
まとめ:遠近両用ハードレンズのトライアルを!

コンタクトレンズの最大のメリットである「裸眼でいるときと同じように生活ができて見やすい」という点に重点を置くと、遠近両用ハードレンズを選ぶのが一番良いのかなと感じます。
とはいっても、私もそうですがどうやっても着け心地に慣れない人もいます。
やはり乱視がある方は、コンタクトの上から見たいものの距離に合わせたメガネをかけるのが、無理なく近くが見えるやり方だと思います。

どうしてもメガネがわずらわしい方は「近くを見るコンタクト」「遠くを見るコンタクト」と完全に使い分けて作ってもいいですね。
遠近両用コンタクトなど老眼対策についての詳しい記事はコチラです。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。