
ハードコンタクトって、使っている人が少ないから情報が少ないな。
レンズの特徴ってどうやって見分ければいい?
そんな疑問を解消します!
この記事の内容
- ハードコンタクトの特徴と選び方
- 初心者にもおすすめのハードコンタクト
この記事の信頼性

使い捨てレンズの情報はたくさんあるけど、ユーザーが少ないハードコンタクトの情報を探すのは苦労しますよね。
ハードコンタクトの見分け方は、たった3つのポイントを押さえるだけで大丈夫なんです!
そこで今回は自分に合ったハードコンタクトの見つけ方をお伝えしていきます。
後半では初心者向けのレンズを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハードコンタクトの特徴と選び方
ハードコンタクトを選ぶときに見るのはこちらの3つです。
- 酸素透過率
- レンズの直径
- 球面・非球面デザイン
酸素透過率
ハードレンズは、単純に酸素透過率が高いものを選べばいいというわけではありません。
主に水分を介して酸素を届けるソフトレンズとは違い、ハードレンズはザルのようになっていて、穴の隙間から酸素を目に届けます。
酸素透過率が上がれば上がるほど、この穴の数が多くなるイメージです。

もちろん長時間コンタクトをつける人にとっては、酸素をたくさん通すものを選んだほうが良いです。
ですがここで注意したいことは、普段のケアがしっかりできていないと、汚れで穴がふさがってしまい酸素を通す量が減るということです。
ハードコンタクト
ハードコンタクト
せっかく酸素透過率の高いハードコンタクトを買っても、ケアができていないと意味がありません。

あんまりマメなほうじゃないんだけど、どういうのを選んだらいい?
ケアに自信が無い方は、酸素透過率が高すぎないコンタクト選ぶと良いでしょう。
高すぎない酸素透過率であれば、多少ズボラに扱っても寿命まで綺麗に使えるコンタクトだと個人的に思います。
レンズの直径
特注でサイズを変えることもありますが、8.8~9.6mmあたりが平均的なサイズで、大きくても小さくてもメリットがあります。
- サイズ小⇒目を覆う部分が少ないので、酸素の通りがより良くなる
- サイズ大⇒安定感がある。急な衝撃時の紛失のリスクが抑えられる
逆にデメリットもあります。
- サイズ小⇒紛失のリスクがサイズが大きいものより高い
- サイズ大⇒コンタクトを取るときに少し苦労するかも

サイズの部分はフィッティングによっても変わりますので、経験豊富な検査員に任せてくださいね。
球面・非球面デザイン

非球面デザインは、角膜の形に沿ったレンズデザインになっているので、見え方もつけ心地も良いレンズです。
乱視が強い人や、ハードコンタクト初めての方に特におすすめです。
なかでもアイミーのアスフェリックUVエアは、水に浮かぶほど比重が軽く、さらには非球面デザインになりますので、見え方も良くてつけ心地も軽くて人気商品になります。


初心者の方にもおすすめのレンズ

ハードコンタクト初めてなんだけど、慣れやすいものってある?
やわらかハードや非球面レンズは、初めての方にも装用しやすいレンズですよ!

東レ(SEED)やわらかハード

やわらかハードシリーズは、写真のように曲げても割れないくらい柔らかいです。
もちろんソフトレンズほどの柔らかさは無いので多少の違和感はありますが、他のハードコンタクトと比べれば断然楽だと思います。
近視用は3種類あります。中でもAS-LUNAは一番新しく出たもので、やわらかハードの中では唯一の非球面デザインです。
商品 | ![]() ブレスオーハード | ![]() ブレスオーハード2 フィット | ![]() AS-LUNA |
酸素透過率 Dk値 | 150 | 150 | 156 |
酸素透過率 Dk/L値 | 88 | 100 | 120 |
中心厚 -3.00の場合 | 0.17mm | 0.15mm | 0.13mm |
標準サイズ | 9.0mm | 9.3mm | 9.2mm |
デザイン | 球面 | 球面 | 非球面 |
価格 | 1枚2,690円 | 1枚3,300円 | 1枚4,290円 |
Dk/L値:Dk値を厚みで割ったもの
通販では難しいようですが、コンタクトショップで購入する場合、AS-LUNAは追加料金でレンズに刻印が入れられます。
使っていくうちに右と左がわからなくなってしまった!という方も多くいるので、こういった刻印を入れられるサービスがあるのはいいですね。

メニコンの非球面レンズ
メニコンはハイスペックのハードコンタクトが豊富です。
比重も軽く先端部分も薄く作られていて、メニコンZ<ティニュー<フォーシーズンの順でつけ心地が良くなっていきます。
最近では世界初の使い捨てハードレンズ・フォーシーズンも出ました。
まさしく使い捨てレンズと同じ感覚で使えますので、3ヶ月使い終わる前に紛失や破損があっても金銭的なダメージがありません。
商品 | ![]() メニコンZ | ![]() ティニュー | ![]() フォーシーズン |
酸素透過率 Dk値 | 163 | 163 | 170 |
酸素透過率 Dk/L値 | 125 | 125 | 不明 |
中心厚 ‐3.00の場合 | 0.13mm | 0.13mm | 不明 |
標準サイズ | 8.8~9.6mm BC変動 | 8.8~9.6mm BC変動 | 9.0~9.6mm BC変動 |
デザイン | 非球面 | 非球面 | 非球面 |
購入方法 | 通常購入 メルスプラン | メルスプラン | メルスプラン |
価格 | 1枚7,537円 | 月額2,310円~ | 月額2,640円~ |
Dk/L値:Dk値を厚みで割ったもの
※ティニューとフォーシーズンは定額制メルスプラン専売なので、取扱施設に限りがあります。
まとめ

ハードコンタクトの選ぶポイントはこちらの3つです。
- 酸素透過率
- レンズの直径
- 球面・非球面デザイン
特徴は一長一短になっていて、高性能の新しいレンズを選べばいいというわけではないので、そこが面白いですよね!
検査員に勧められて新しい種類を試してみたものの、なぜか前より調子悪いな~という時は、規格を修正して良くなる場合もありますし、そのコンタクト自体が合わない可能性もあります。
- 酸素透過率が低いものから高いものに変えて汚れやすくなった
- サイズが合わなくて涙液交換ができていない
- 非球面から球面デザインに変わってブレがでた
このように様々な原因が考えられます。
ぜひ、今まで使ったコンタクトのデータをメモで書き留めたり写真に撮っておいてくださいね!
コンタクトの提案と検査がしやすくなるのでとても助かります。
使い捨てレンズの選び方についてはコチラの記事をご覧ください↓