週に4回以上コンタクトを使う方なら、費用を抑えられる2WEEKコンタクト。
1DAYほどではありませんが、種類も多いし価格差も大きくて、どれを買えばいいのか迷ってしまうことも。「ハイクラスレンズならどれ選んでも同じ?」と、疑問点もありますよね。
またドライアイの方であればなおさら快適に使えるコンタクトの存在も気になるところ。
そこでこの記事では、2WEEKを使ったことがない人にも分かりやすく、2WEEKコンタクトの選び方や、もっと快適にコンタクトを使える方法を徹底解説します。ぜひ、自分にぴったりの2WEEKを探してみてください。

高酸素透過のシリコーンハイドロゲル素材を選ぶのが重要
使い捨てコンタクトには2つの素材が存在します。昔からある「ハイドロゲル」と、現在主流になっているのは「シリコーンハイドロゲル」です。
朝から夜までコンタクトを装用している方は、シリコーンハイドロゲルを選ぶことで目にとっての負担は最小限に抑えられます。
シリコーンハイドロゲルの特徴
- 長時間つけても乾きにくい
- 酸素を通すため目が呼吸しやすい
- 弱点は油分の汚れに弱い
ハイドロゲルと比べてシリコーンハイドロゲルの酸素の透過率は5倍以上になります。酸素不足が続いてしまうと、感染症など目のトラブルを引き起こしやすくなってしまいます。

長時間使う人、近視や遠視が強くてレンズの厚みが出てしまう人、コンタクト歴が長い人はシリコーンハイドロゲルを選ぶことが重要です。
2WEEKの選び方① 汚れに強いコンタクトを選ぶ
シリコーンハイドロゲルにも弱点があります。目の分泌物や、化粧品などに含まれる油分汚れに弱いことです。
1DAYタイプならすぐに捨ててしまうのであまり気にしなくても良いですが、2WEEKは期限までキレイに使えないと曇って見え方に影響してきます。また、汚れがつまることで酸素を通す力も弱くなってしまいます。

毎日の洗浄・消毒はもちろん、汚れに強い加工をしているコンタクトを選ぶことがポイントです。
各社、うるおいベールや表面処理で汚れを寄せ付けにくくする工夫をしていますが、まずは「非イオン性」のコンタクトを選ぶようにしましょう。
汚れの原因であるタンパク質などの汚れはプラスイオンを帯びているため、マイナスイオンを帯びるイオン性は汚れをひきつけてしまうのです。

2WEEKの選び方② 低含水のコンタクトを選ぶ
含水率とはコンタクトに含まれる水分の量です。個人差はありますが、基本的に含水率が少ないものは乾燥に強いと言われています。
例えば含水率が70%だった場合、水分量が70%以下になってしまうと水分不足で変形してきます。
この変形を防ぐために涙を奪って形を保とうとします。時間が経つと目がシパシパして乾燥や張り付きが感が気になってくるのは、これが原因の一つになります。
逆に含水率が40%の場合は必要とする水分量が少ないので、涙を奪う量も少なく乾燥に強いのです。

含水率が低いとコンタクトにコシが出で形状が崩れにくいので、つけ外ししやすいというメリットもあります。
ハイスペック2WEEKコンタクト比較表
商品名 | 楽天最安値 | 酸素透過率 Dk/L値 | 含水率 | タイプ | UVカット | 乱視用 遠近両用 | 表裏マーク |
![]() アキュビューオアシス | 3ヶ月分4,970円 | 147 | 38% | 非イオン性 | あり | 乱視用 | あり |
![]() バイオフィニティ | 3ヶ月分4,000円 ※処方箋必要 | 160 | 48% | 非イオン性 | なし | 乱視用 遠近両用 | なし |
![]() 2WEEKメニコン プレミオ | 3ヶ月分3,280円 | 161 | 40% | 非イオン性 | なし | 乱視用 遠近両用 遠近+乱視用 | あり |
![]() エアオプティクス+ ハイドラグライド | 3ヶ月分4,628円 | 138 | 33% | 非イオン性 | なし | 乱視用 遠近両用 | なし |
![]() アクアロックス | 楽天では 購入不可 | 163 | 46% | 非イオン性 | なし | 遠近両用 | なし |
ドライアイで悩んでいるならまずはエアオプティクス

- 2WEEKの中では一番汚れに強い
- 含水率が33%と低く乾燥に強い
- 強度近視でも細かい見え方調整可
2017年にリニューアルされ、うるおいがパワーアップしたエアオプティクスプラスハイドラグライド。
昔から浮気せずにこれだけ使っているというお客様も多く、合わないから返品したいという声もあまり聞いたことがありません。
親水性保護膜で汚れを防止して、さらに2WEEKでは一番含水率が低く33%となっています。酸素の透過率では他よりは少し劣ってしまいますが、それでも全く問題ないくらいのスペックです。
独自技術の表面処理で汚れをブロック

前述した通り、シリコーンハイドロゲルは油分がつきやすいという弱点があります。
他社製品はコンタクトをうるおいベールで包むことで汚れをつきにくくしていますが、エアオプティクスはアルコン独自の技術で表面処理をして汚れをつきにくくしています。
2週間近づくにつれて調子が悪くなってしまう方は、汚れの蓄積が原因かもしれません。
ケア用品も大切ですが、エアオプティクスに変えるだけで14日目も調子よく使える可能性があります!

2WEEKのなかで一番の低含水
エアオプティクスプラスハイドラグライドは含水率33%で、2WEEKの中では一番含水率が低いです。
さらにはリニューアルされて親水性と保水性がパワーアップしたので、低含水+うるおいベールで乾燥に強くなりました。
また、水分が少ないためにしっかりしたコシがあり、形状も崩れにくくなっていてコンタクトに慣れていない人でも付け外しがしやすいです。
同じくアルコン社の1DAY(デイリーズアクアやトータルワンなど)は外しにくいことで有名ですが、2WEEKは真逆のタイプです。

唯一、このコンタクトのデメリットをあげるのであれば、低含水すぎるがゆえにコシがあり、つけ心地に違和感を感じるかもしれません。
目に入れると次第に柔らかくはなっていきますが、特に柔らかいコンタクトを使っていた方がこちらに切り替えると多少なりとも違和感を感じるかもしれません。
つけ心地に関しては全てのコンタクトに言えることですが、まずは眼科でトライアルをしてみてくださいね。
度数が細かく選べるので微調整できる
ほとんどの使い捨てコンタクトは強度近視である‐6.00以上の度数は、調整が細かくできません。
-5.75までの度数は0.25ステップ(1段階)で細かく調整ができますが、-6.00以上は0.50ステップ(2段階)で進むことになりますが、エアオプティクスは‐8.00まで0.25ステップで調整することができます。
「少し遠くが見えにくいけど2段階強くすると疲れてしまう」「パソコンで疲れるから少しだけ弱くしたいけど、2段階弱くしてしまうと物足りない」のように、強度近視だと妥協せざるを得ないところも、このコンタクトなら我慢しなくても大丈夫です。

マンスリータイプのエアオプティクスEXも高評価
エアオプティクスシリーズには乱視用と遠近両用がありますが、1ヶ月使えるエアオプティクスEXアクアも出ています。1ヶ月で交換なので、交換の目安もわかりやすいですね。
こちらは酸素透過率Dk/L値が175とバツグンに高く、含水率も24%と更に低くなっています。
一応、1ヶ月連続装用ができる認可を得ているコンタクトではありますが、つけたまま寝るのは相当な負担が目にかかります。
どうしても外せない事情があるなら眼科医の判断のもと可能ですが、そうでない場合は必ず毎日外してケアをしましょう。
エアオプティクスを買ったらポイント貯めてAmazonギフト券GET

アルコンはアクアフレンズというポイントサービスをやっています。シリアルナンバーを登録するとポイントが貯まり、500pt単位でAmazonギフト券などに交換できます。
エアオプティクス(2WEEK・1MONTH) | 40pt |
エアオプティクス(カラコン2WEEK) | 50pt |
デイリーズ(クリア1DAY) | 20pt~ |
フレッシュルック(カラコン1DAY) | 20pt~ |
クリアケア(ケア) | 20pt~ |
オプティフリープラスWパック(ケア) | 20pt |

アルコンは購入者全員プレゼントもたまにやっています。ホームページをチェックしてみてください♪
スタッフの間では一番人気!アキュビューオアシス

- 2WEEKの中で唯一のUVカット機能
- ベースカーブが2種類から選べる
- 123マークで裏表が確認しやすい
私が働くお店のスタッフに「もし家族や友人に勧めるなら、どのコンタクトにする?」と聞いたところ、一番人気だったのがこのアキュビューオアシスでした。
コンタクトの性能はもちろん、取り扱い施設の多さからしても誰かに勧めやすく、更には極端に合わない人もほとんどいないんじゃないかと思います。
UVカット機能付きで外にいる時間が長い人におすすめ
ジョンソンエンドジョンソンから発売されているアキュビューシリーズは、全てのコンタクトにUVカット機能がついています。
2WEEKのシリコーンハイドロゲル素材でUVカット機能付きは、このアキュビューオアシスとシンシア2Week Sというコンタクトのみになります。
コンタクトでは目の全体をカバーできるわけではないので、完璧を求める方は紫外線カット機能の付いたサングラスの併用をおすすめしますが、外で過ごす機会が多い方は安心できますよね。
ベースカーブが2種類選べる。カーブが大きい人はオアシスが◎
アキュビューオアシスは、コンタクトの丸みを表すカーブが2種類あります。「きつめ~普通のBC8.4」「普通~ゆるやかのBC8.8」です。
他社製品はほとんどがBC8.6の平均的なカーブになりますが、これが自分の目の丸みと合わない人もいます。
ゴロゴロする、圧迫感がある、目の中でのコンタクトの動きが大きすぎたり小さすぎたりする、こんな症状が出る場合があります。
アキュビューオアシスは、目の丸みがきつい人もゆるやかな人もどちらも対応ができます。

目のカーブは眼科にある機械で測ります。どちらのカーブが合うかは、フィッティングを見ないとわかりません。
初めての2WEEKはこれが一番扱いやすい
裏表の見分けが簡単につく「123マーク」が入っています。コンタクトレンズを下から上に見上げるように見て、数字が「123」と正しく見えれば表の状態になります。
2WEEKでこのようにマークで確認ができるのは、アキュビューオアシスと2WEEKメニコンプレミオのみです。

番外編:CMでも話題のトランシジョンズ スマート調光

コンタクトの色が変わることで、目に入る光の量を自動で調整してくれるアキュビューオアシストランジションズスマート調光。
私は正直アキュビューオアシスとの違いがわかりませんでしたが、パソコンの光によって起こる偏頭痛が軽減されたと言うスタッフもいましたので、良い効果がある人もいるかもしれません。
昼夜運転をする人、パソコン作業が多い人は試してみる価値があると思いますが、普通のコンタクトより割高になりますので、まずは眼科でトライアルするのがおすすめです。

つけ心地で選ぶならバイオフィニティ

- 驚くほどのつけ心地の良さ
- 製作範囲の広さで強度近視もカバー
- うるおいベールで汚れをブロック
含水率が48%でみずみずしいつけ心地のバイオフィニティ。他のコンタクトと比べると段違いのしっとり感に驚きます。
酸素の透過率もトップクラスで、長時間コンタクトをつける人にも向いています。
最強度近視も、最強度遠視も対応できる製作範囲の多さ
バイオフィニティには2種類あります。
- +8.00~-12.00のバイオフィニティ
- +8.50~+15.00、-12.50~‐20.00のバイオフィニティXR
使い捨てコンタクトでは諦めざるを得なかった最強度近視や最強度遠視も対応ができます。
極端な度数になると厚みが出てしまいつけ心地は多少悪くなってしまいますが、特注ハードコンタクトなどが合わなかった人は是非試してみてくださいね。

含水率が高いゆえに相性は分かれる
上で紹介したエアオプティクスやアキュビューオアシスと比べると、バイオフィニティは含水率が48%と高いです。
初期装用感は群を抜いて良いものですが、中には乾燥や張り付き感を感じる人もいます。
また、目に密着するコンタクトレンズのため、コンタクト初心者の方には少し外しにくいという声もあります。
無理に外すと破れてしまう可能性もありますので、爪を立てないように注意してくださいね。

バイオフィニティを処方箋不要で買うには?
残念ながら楽天やYahoo!ショッピングなど、一部の通販サイトでは処方箋がないとバイオフィニティは買えません。
「眼科に処方箋貰いに行く時間が取れないけど早急に欲しい!」という場合はロート製薬のモイストアイを選びましょう。
パッケージと名前は異なりますが、バイオフィニティをロート製薬が“モイストアイ“として販売しているOEM商品で全く同じコンタクトです。

近視用以外にも、モイストアイには乱視用や遠近両用もあり、こちらもバイオフィニティシリーズになります。

シリコーン素材を使っても調子が悪かったら?
高酸素透過シリコーン素材を使っているけど調子が良くない!という方にも中にはいらっしゃると思います。
コンタクトの種類を変えてみても改善されない場合は、次にご紹介する方法を検討してみてください。
ケア用品を変える
ケア用品を変える前に、まずは正しいケアができているか確認しましょう!
ケア用品はコンタクトと同じメーカーで揃えて純正品で使うのがお勧めです。
それでも調子が悪い場合は別の保存液に変えてみたり、付属品を使うことで調子よく使えるようになることがあります。
- うるおいがほしい
- モイストタイプの保存液にする
レンズをつける前に装着液をたらす - 最初は良いのに日にちが経つと乾燥する
- タンパク除去ができる保存液にする
- 化粧品やハンドクリームがついてくもる
- レンズクリーナーを使う
高性能のコンタクトを高いお金を出して買っても、ケアが適当になってしまっては安いコンタクトを買ったのと同様です。
レンズが汚れてしまうと、酸素の通りも悪くなりますし、つけ心地が悪くなったり乾燥の原因にもなってしまうので勿体ないですよね。
私がオススメするのは、こちらの3種類のケア用品を使ったアプローチです。

うるおい&タンパク除去で快適に使うなら?
うるおい・タンパク除去・消毒効果すべて◎錠剤と液体を入れて4時間放置するだけの簡単ケア。
汚れやくもりが気になったときには?
スペシャルケアはこれだけで大丈夫。ジェルだからコンタクトを傷つけません。シリコーンハイドロゲルとも相性抜群のアルコールタイプ。
装着する前に乾燥予防対策なら?
Twitterで大バズりした装着液。コンタクトに直接1~2滴たらすだけでうるおい&汚れ防止

関連記事:たった3つ!コンタクトの汚れを防ぐメンテナンス方法
定額制プランで使ってみる
- 2週間経つ前に汚れが気になる
- 花粉症の時期は2週間使えない
- 2週間目が近づいてくると調子が悪くなる
このような困りごとがあるかたは、無理して使ってトラブルが起きてしまう前に定額制プランで使ってみるのも一つの手です。
2WEEKであればメルスプランと3Cプランがサポート保証が強く、2週間経つ前に調子悪くなってしまった場合には早めに交換しても追加料金がかかりません。
まとめ:シリコーン素材を選ぶことがまず第一歩
使い捨てコンタクトは種類がたくさんあって迷ってしまうとは思いますが、シリコーンのアレルギーをお持ちのかた以外は高酸素透過シリコーン素材のコンタクトを選びさえすれば間違いないです。
まずはたくさんの種類を試してみて、一番好きなレンズを選んでください。その次にケア用品を見直していくと、どんどん快適に使えるようになりますよ!
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以上、最後までご覧いただきありがとうございました。